[Retime]、[Kronos]、[TimeWarp]でのタイムリマップを3Dカメラに適用するエクスプレッションを紹介します。
タイムリマップ
再生速度の特定部分の時間伸縮や逆再生などの時間操作を行う事
よくある事例として、ハイスピードで撮影されたライブプレートを、特定の部分だけノーマルスピードや倍速にタイムリマップする事があります。(オフライン時にある程度タイミングが決められている場合も多いです。)
そのタイムリマップに合わせた3DCG用カメラの生成方法について紹介します。
事例
行程としては、以下の通りです。
今回、紹介するのは③で使用するExpressionになります。
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①ライブプレートを[Retime]、[Kronos]、[TimeWarp]などのノードで、2D的にタイムリマップし、タイミングを決定する。
②ライブプレートのマッチムーブをノーマルスピードで行い、3Dカメラを生成する。
③マッチムーブで生成された3Dカメラをライブプレートと同様にタイムリマップする。
④タイムリマップした3DカメラをFBXで3DCGソフトにエクスポートする。
⑤タイムリマップした3Dカメラでレンダリングされた素材とタイムリマップされたライブプレートを合成
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※タイミングの決定には、カット制作に応じていくつかの方法があると思います。
※マッチムーブの精度を優先するため、ライブプレートのマッチムーブをノーマルスピードで行います。この行程には、3Dスタビライズを行う場合の行程を含みます。
※今回のタイムリマップはFilterによるフレーム補完を考えません。フレーム補完はライブプレートとレンダリング画像の合成後の処理として扱います。
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[TimeWarp]でタイムリマップ
※Matchmove_Camera : 元カメラ
※Retime_Camera : タイムリマップ適用カメラ
Retime_Cameraにエクスプレッションを適用。
parent.Matchmove_Camera.translate(TimeWarp1.lookup(frame))
parent.Matchmove_Camera.rotate(TimeWarp1.lookup(frame))
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